発達障害の原因となる可能性がある原始反射 その3

グラスゴー・キス反射 (Glasgow Kiss Reflex):頭部を後ろに突かれた場合に、反射的に頭を前に突き出す反射です。この反射が消失しない場合、集中力の欠如や衝動的な行動、運動や言語の発達の遅れ、注意欠陥・多動性障害 (ADHD) のリスクが高まるとされています。 スーパーマン反射 (Superman Reflex):腕を前方に突き出し、脚を伸ばす反射です。この反射が消失しない場合、姿勢制御の発達に問題が生じ、発達障害や学習障害のリスクが高まるとされています。 
 スペンサー反射 (Spencer Reflex):手首を屈曲させると、反射的に指が開く反射です。この反射が消失しない場合、手の細かい動きや書字、日常生活動作の遂行に支障が生じ、学習障害のリスクが高まるとされています。 

 これらの原始反射は、健康な幼児には見られますが、適切なタイミングで消失することが望ましいです。反射が遅延したり消失しない場合は、発達障害の兆候となることがあるため、早期に発見し適切な治療を行うことが重要です。
 

コメント