発達障害の原因となる可能性がある原始反射 その1

原始反射が正常に発達しないことが、発達障害の原因の一つとして考えられています。以下に、発達障害の原因となる可能性がある原始反射をいくつか紹介します。

  1. 非対称性緊張性頸反射 (Asymmetrical Tonic Neck Reflex, ATNR):生後2〜3か月頃から始まり、4〜6か月頃までに消失する反射です。頭を傾けると、反対側の手足が伸び、同じ側の手足が曲がる反応を示します。この反射が遅延した場合、筋肉の発達やバランス感覚の発達に問題が生じ、発達障害や学習障害のリスクが高まるとされています。「フェンシング反射」としても知られている。

  2. バビンスキー反射 (Babinski Reflex):足の裏を刺激すると、足指が広がる反応を示す反射です。通常、生後1年以降に消失しますが、消失しない場合には神経系の異常が疑われ、発達障害や脳性麻痺などのリスクが高まるとされています。

  3. モロ反射 (Moro Reflex):急に落とされたような振動や音に対して、反射的に腕を開いて叫ぶ反射です。通常、生後4〜6か月頃までに消失しますが、消失が遅れる場合には、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥・多動性障害 (ADHD) などのリスクが高まるとされています。

  4. 筋緊張性トルコ帽子反射 (Muscle Tone Turban Reflex):頭を寝かせると、首の筋肉が硬直し、髪がトルコ帽子のように広がる反応を示す反射です。この反射が消失しない場合、脳性麻痺や自閉症スペクトラム障害などのリスクが高まるとされています。

これらの反射が遅延し、正常な発達を妨げることがあるため、定期的な健診や発達検査を受けることが重要です。

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